[パーク統合クリニック:診療内容] 一般内科・漢方内科(アレルギー・皮膚科、婦人科、癌治療)・糖尿病内科・内分泌内科・心療内科、一般外科、リハビリテーション科、プラセンタ治療

診療内容



不眠症

不眠症とは、平常時と比較して睡眠時間が短くなり、身体や精神に不調がみられる病気を指します。

【主な原因】
身体的要因、生理学的要因、心理的要因、精神医学的要因、薬理学的要因

【主なタイプ】
入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害

不眠症の治療には、薬物療法と非薬物療法があります。薬物療法はあくまでも対症療法であり、睡眠薬の使用にあたっては、副作用、依存性の問題が残ります。
不眠症の中医学的な病理基本は、心・脾・肝・腎の機能失調および陰血不足です。治療原則は臓腑機能の調整と安神(安眠)です。

(1)肝鬱化火型

【症状】
不眠、煩躁、怒りやすい、食欲不振、口渇欲飲、目赤、口苦、小便が濃色、便秘、舌質赤、苔黄色、脈弦数

【治療原則】
清肝瀉熱、安神

【代表処方】
龍胆瀉肝湯

(2)痰熱内侵型

【症状】
不眠、頭重、痰が多い、胸悶、食欲不振、げっぷ、呑酸、吐き気、心煩、口苦、目眩、舌苔黄膩、脈滑数。

【治療原則】
化痰清熱、和中安神

【代表処方】
温胆湯に黄連、山梔子を加える

(3)陰虚火旺型

【症状】
心煩、不眠、心悸、眩暈、耳鳴、健忘、腰酸、遺精、五心煩熱、口乾少津、舌質赤、脈細数

【治療原則】
滋陰、清心、安神

【代表処方】
黄連阿膠湯、朱砂安神丸、天王補心丹を選択し投与する

処方名 効能 適応症
黄連阿膠湯 降火清心、滋補心陰 陰虚火旺及び熱病後の心煩不眠
朱砂安神丸 重鎮安神、清心潟火 上記内容と類似、常用丸薬とされる
天王補心丹 滋陰養血、補心安神 陰虚、火旺が目立たない心煩不眠

(4)心脾両虚型

【症状】
多夢、目が覚めやすい、心悸、健忘、眩暈、倦怠、精神不振、食欲不振、顔色不華、舌質淡、舌苔薄い、脈細弱

【治療原則】
補養心脾、生化気血

【代表処方】
帰脾湯

(5)心胆気虚型

【症状】
不眠、多夢、目が醒めやすい、驚かされやすい、心悸、気短、倦怠、小便清長、舌質淡、脈弦細。

【治療原則】
益気鎮驚、安神定志

【代表処方】
安神定志丸

常用安眠作用をもつ生薬の選択:
肝陽上亢による眩暈を伴う者には竜骨、瘀血を伴う者には琥珀、体虚多汗を伴う者には酸棗仁、陰血不足、便秘を伴う者には柏子仁、痰阻をみられる者には遠志、解鬱の効能を求める場合は合歓皮、関節痛がある者には夜交藤を用います。